フランクフルトにあるムーゾントゥルム劇場が新たな装いを得ました。 劇場内に建設された構造物は、芸術に制約を与えているコロナ危機への対応として 考案されたものです。各「個室」には最大で2名が滞在することができます。 個室ごとに出入り口が用意されているため、「感染リスクは実質ゼロ」だと、 芸術総監督マティアス・ペースは言います。他の席の人と話したい場合に備え、 糸電話の貸し出しがあるそうです。この構造物を設計したのは、ベルリンの建築家集団 「ラウムラボア」。ラウムラボアは2017年、パフォーマンスプロジェクトで ゲーテ・インスティトゥート東京の空間的次元を探索しました。