上映プログラム:
『Switch』(1966-67年 <2009年再制作>、16mm[デジタル])
『Screen』(1967年<2018年再制作>、16mm[デジタル])
『Film』(1968年、16mm[デジタル])
『Box』(1968年、16mm[デジタル])
1960年代は伝説的なヒッピーとして、70年代からは絵画、彫刻、写真、パフォーマンス、インスタレーションなどの幅広いジャンルを横断する現代美術作家として知られているシュウゾウ・アヅチ・ガリバーの60年代後半における映像作品を上演する。カメラによって1秒24コマで四角いフレームのフィルムに記録される時間と形式、映写機の光による白いスクリーンへの投射とそれを見る観客という空間、そうしたメディア自体の構造や環境、そしてその概念を原理的に問い返していく諸作品は、まったく新しい表現の登場というだけにとどまらず、映画・映像という分野のあり方を根底から揺さぶる出来事であった。今回の特集では、『Switch』、および『Box』のパフォーマンス上映が行われる。
アーティスト・トーク:シュウゾウ・アヅチ・ガリバー
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