西ドイツ、1964-1967年、85分
監督: ペーター・ネストラー
上映プログラム:
Mülheim/Ruhr (1964)
Rheinstrom (1965)
Von Griechenland (1966)
Im Ruhrgebiet (1967)
西ドイツの産業的な映画製作にショックを受けたペーター・ネストラーは1960年代から当時の公共放送や私営のテレビの形式に則らない独自のスタイルで短編ドキュメンタリーを発表してきた。その特徴は例えば、歴史的な素材の扱い方に見て取ることができる。、革新的なモンタージュによって彼は、歴史的資料と新しく撮影されたフッテージを組み合わせ、過去と現在を詩的なやり方で繋いだ。ネストラーがとりわけ興味を持ったことは、人々の日常であり、特に辛く困難な仕事を記録することで、当時の政治的、社会的そして経済的なプロセスを人々に示した。ネストラーの作品はドイツのテレビ局には過激すぎると受け入れてもらえず、検閲という問題と向き合わなければならなかった。ドキュメンタリー作品の制作を続けるため、ネストラーはスウェーデンへ移住した。
戻る