亡命中-ゲーテ・インスティトゥート
ダマスカス@東京

Goethe-Institut Damaskus im Exil in Tokyo © Goethe-Institut

亡命中のシリア人アーティストを招聘する「亡命中-ゲーテ・インスティトゥート・ダマスカス@東京」では、様々な分野のアーティストが館内の旧管理人用アパートに6週間ずつ滞在しました。
シリアのアーティストは今どのようなテーマと向き合い、そのアート・シーンはどのように国境を越え繋がり合っているのか?国境を超えたアーティスト・イン・レジデンスは、現在難民として生きるアーティストたちが直面する様々な問題の交換・議論の場をもたらしました。

招聘アーティスト





プロジェクトについて

亡命中ーゲーテ・インスティトゥート・ダマスカス@東京

本企画は2016年の秋2週間にわたりベルリンで行われた「亡命中のゲーテ・インスティトゥート・ダマスカス」の東京における続編である。2012年にシリアの首都ダマスカスのゲーテ・インスティトゥートが治安上の理由から閉鎖されざるを得なくなって以来、同インスティトゥートと関わりの深かった何人かのアーティストと所員らは、シリアとドイツの文化交流のため、小さな空き店舗を一時的にプロジェクトスペースとして再利用した。そこではゲーテ・インスティトゥート・ダマスカスで定期的に行われていたようなヨーロッパと中東の文化的対話を、少なくとも限られた時間の中で続けることができた。
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「亡命中-ゲーテ・インスティトゥート・ダマスカス@東京」では、ゲーテ・インスティトゥートが現在ドイツに亡命されている複数の分野のシリア人アーティスト4名を東京に招聘する。各アーティストは館内にある旧管理人用アパートに6週間滞在する。この国境を超えたアーティスト・イン・レジデンスを通じ、ゲーテ・インスティトゥートは現在亡命中であるアーティストらが直面する様々な問題の交換・議論できる場を目指している。
 

シリアのアーティストは今どのようなテーマ・問題と向き合っているのか?亡命中のシリア人アーティストによるアート・シーンはどのように国境を越えて繋がり合っているのだろうか?シリアに残ったアーティストと国外のアーティストの対話はどのようになっているのだろうか?受け入れ国や受け入れ先の機関はどのような役割を果たし、どのような方法で支援を行うことができるのだろうか?

各参加アーティストのリサーチと共に、 展覧会、上映会、トーク、ディスカッションなど様々な形で、滞在期間中の 活動を発表するための場を提供する。プロジェクトの中心となるのは、シリアからのアーティストと日本のアート・文化シーンの関係者と一般の方々との出会いである。

「亡命中-ゲーテ・インスティトゥート・ダマスカス@東京」に最初のゲストとして参加するのは美術家のヒバ・アル=アンサーリー。彼女は8月1日から9月15日までゲーテ・インスティトゥートの旧管理人用アパートに滞在する。アル=アンサーリーの芸術活動の様々な様相を紹介すべく、滞在中にゲーテ・インスティトゥートは複数のイベントを企画する予定。各イベントのスケジュール等詳細は、決まり次第当センターのホームページとSNSに告示する。
 

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