越境者のデジタルアイデンテティ
metttazzzine & metttafestival

"metttazzzine"のキービジュアルには合計6人の若者が写っています。6人は多様な背景を持っているように見え、リラックスした表情でポーズをとったり、寝転がったり、目をつむったりしています。そのうち前景にいる2人はスマートフォンを操作しています。2人の間には英語で"Who are we on social media?"と書かれています。 © Goethe-Institut Tokyo

ソーシャルメディアの中の私たちは何者か?
アイデンティティは叙述されることで作り上げられていく、という仮説を糸口にして東アジアのゲーテ・インスティトゥートがこの問いに向き合いました。インスタグラムに開設したmetttazzzineでは、デジタルネイティヴへのインタビューを発信し、metttafestivalでは学術とアートの両面からデジタル世代のアイデンティティに迫りました。
@metttazzzineと#metttafestival は、東アジアと東南アジアにある9ケ所のゲーテ・インスティトゥートのサポートを受けながら、ゲーテ・インスティトゥート東京が中心となって実施している地域横断的プロジェクトです。プロジェクトのパートナーは、東京大学の学際的シンクタンクである東京カレッジです。

#metttafestival

10月1日、2日の週末、東京・北千住のBUoYで、@metttazzzineと対をなす#metttafestivalが開催されます。アカデミックなシンポジウムとアートの展示が同時に行われるハイブリッド型のフェスティバルは、アジア各国のゲーテ・インスティトゥートを通じて各国で配信されます。

東京大学と海外の研究者や研究機関を結ぶインターフェイスとして設立された学際的シンクタンクである東京カレッジは、@metttazzzineのインタビューや会場に展示された約10のアート作品と関連付けながら、アイデンティティ研究の現在地を簡潔かつ充実した内容で紹介します。

オープニングトーク「Narrating Identities」では、デジタルプラットフォームにおける語りのプロセスによって、どのようにアイデンティティが形成されるのかを明らかにし、フェスティバルの見取り図を描き出します。

アートの側面では、自身もトランスナショナルな経験を持つaliwenがキュレーションを監修、学術面の考察をまた別の角度から深めます。

プログラム


@metttazzzine

国家の枠組みを超えて人生を歩んできたトランスナショナルな若者たちは、ソーシャルメディアにおいてどのように自らのアイデンティティを語るのか?そのときテクノロジーはどのように利用され、デジタル空間における彼らの自己表現は、アイデンティティにどのような影響を与えるのだろうか?

インスタグラム・マガジン @metttazzzine が投稿するインタビューなどのコンテンツによって、デジタルでトランスナショナルな人々の姿を浮かび上がらせます。

取り上げるのは、アートやアクティビズム、メディアなど、さまざまな分野で活躍する、アジアもしくはドイツ在住のデジタルネイティブで、ソーシャルメディアを斬新かつクリエイティブに活用している人たちです。本プロジェクトを通じて参加者のネットワークがつながることで、@metttazzzineで取り上げたテーマは各コミュニティに拡散されてゆきます。こうして、トランスナショナルな経験が持つ付加価値に光を当てることもこのマガジンの狙いです。

Instagram feed

プロジェクトについて

 @metttazzzineと#metttafestival は、東アジアと東南アジアにある9ケ所のゲーテ・インスティトゥートのサポートを受けながら、ゲーテ・インスティトゥート東京が中心となって実施している地域横断的プロジェクトです。プロジェクトのパートナーは、東京大学の学際的シンクタンクである東京カレッジです。