一歩ずつ。試験の内容
TestDaFは、スタンダード化された検定試験で、試験センターにより作成され、採点されます。この検定試験は4つの部分試験からなります。受験者の語学力は、読む、聞く、書く、話すの能力によって別々に評価されます。試験結果はTestDaFの3つのレベル(TDN)3、4、5で評価されます。
読む
- 講義要綱や学事日程、小冊子など、大学での日常からの短い文を読み、どの文がどの課題にあっているか、判断します。
- 学術的、または社会政治的なテーマについてのジャーナリズムの文(約450-550ワード)を読み、選択式の問題に答えます。
- 専門雑誌や大学の紀要の学術的な文(約550-650ワード)を読み、それに関する叙述があっているかいないか、あるいはそれについてその文では何も述べられていないかを判断します。
試験時間 60分
聞く
- 学生2人の会話などの、大学での日常の短い会話を聞き、同時に質問に対する答えをメモします。
- 学業に関する一般教養的なテーマのインタビューやディスカッションを聞き、同時にその内容に関する叙述があっているかどうかを判断します。
- 講演や専門家のインタビューを聞き、その内容の中心的な問題について短い答えを書きます。
試験時間 約40分
書く
- ひとつのテーマを受けて、手引きとなる質問と統計データをもとに、脈絡のある、構造の整った文章を書きます。
このテーマについて、意見を明らかにし、論拠を述べてください。
試験時間 60分
話す(コンピューターによる試験)
- ドイツの大学での様々なコミュニケーションの場にシミュレーションした7つの課題に取り組みます。
- 情報を得たり、図式を解説してその内容をまとめたりします。意見を述べ、根拠づけ、立場を表明し、アドヴァイスをし、複数の可能性を配慮したり、仮説を立てたりします。
試験時間 約35分
受験条件
検定試験
TestDaFはドイツの大学への入学許可を得る際に重要となる語学試験です。この試験は学生や大学入学志望者に向けたのもですが、学術的なプロジェクトやアカデミックな職業のための国際的に認められた語学力証明ともなります。
- 少なくともB2レベルの語学力
- 45分のドイツ語授業を、予備知識や学習条件により700から1000時限受講していること(証明書は不要)
採点評価
「読む」と「聞く」については、受験者は正解1問(例えば選択問題や、正しいか間違っているかを選ぶ問題)につき1点獲得します。正解の数がレベル分けを決定します。「書く」と「話す」は、養成を受けた経験豊かな試験官が評価します。評価とレベル分けは、決められた評価基準に従って行われます。詳しい情報は
www.testdaf.deをごらんください。この試験は何度でも繰り返し受けることができます。
今すぐTestDaFに申し込もう!
十分なドイツ語能力をお持ちでしたら、TestDaFにお申し込みください。ドイツ文化センターでは、事前にTestDaFの試験形式に慣れておくことを お勧めしています。試験対策としておすすめしているのは、ドイツ文化センターやその他のTestDaFが受けられる機関が提供する試験準備コースや、ゲーテ・インスティトゥートのオンライン・試験準備コースです。このコースでは、試験の形式や流れを学ぶことができます。
TestDaFは世界中で、年6回予め決まっている
試験日にて受験ができます。試験は
www.testdaf.de のサイトからお申し込みください。中華人民共和国には独自の試験日程があり、申し込みは
National Education Examination Authority.から可能です。
障がいをお持ちの受験者の方は、早めに試験を受ける機関までお知らせの上、最新の診断書をご提出ください。それぞれのケースに適した形式で試験を行います。