ディスカッション
カノンの形成
ヴィラ鴨川内の図書室には、現代ドイツを代表するアーティストの名前が記された壁があります。芸術の世界では、規範とされ、文化の記憶となり、しばしば学校等で教えられるアーティストや作品を、カノンと呼びます。カノンの形成には、アーティスト、出版社、美術館、劇場、メディアなど、多くの人々が関わっています。カノンは「作られ」、変化します。社会や文化において、何を代表的とするかの基準や価値観が変わっていくためです。
2011年のヴィラ鴨川設立から11年が経ち、ゲーテ・インスティトゥート大阪・京都と、大阪大学ドイツ文学研究室では、同大学の講義「文学史とカノン形成」の受講生とともに、ヴィラ鴨川・図書室の壁にある一連の名前「壁カノン」に、新たな名前を加えることにしました。
カノンは社会のなかでどのように作られ、変化するのでしょうか?「壁カノン」に新たに加えられた名前の紹介に続き、ゲストにヴィラ鴨川レジデントで作家のダニエラ・ドレッシャー氏、作家の澤西祐典氏を迎え、大阪大学のヨハネス・ヴァスマー氏とともに、創作活動や、現代における、文学・アートのカノン形成について語り合います。
ゲスト
ダニエラ・ドレッシャー(作家、キュレーター、2022年ヴィラ鴨川レジデント)
澤西祐典(作家、龍谷大学国際学部 講師)
司会
ヨハネス・ヴァスマー(大阪大学大学院文学研究科 特任講師)
時間 | 内容 |
17:30 – 18:00 | 「壁カノン」新しい名前の発表と解説 |
18:00 – 18:10 | ダニエラ・ドレッシャーによるコメント |
18:10 – 18:20 | 澤西祐典 によるコメント |
18:20 – 19:00 | 参加者とのディスカッション |
詳細
ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川 図書室 & ホール
京都市左京区吉田河原町19-3
京都
606-8305 Japan
言語: 日独逐次通訳付き
料金: 参加無料
申し込み: