シンポジウム
“西東” 言語の架け橋 -『和独大辞典』完成記念シンポジウム

GJDWoerterbuch
iudicium

ゲーテ・インスティトゥート東京

ゲーテ・インスティトゥート東京 ホール

『和独大辞典』(全三巻)は、世界で最も包括的な現代日本語の対訳辞書であり、ドイツにおける日本研究および日独研究の必須文献として、何十年にもわたって待望されていました。今年、最終巻が出版され、20年以上の歳月をかけて計画・遂行された一大プロジェクトに終止符が打たれたことになります。

 シンポジウムでは、導入としてイルメラ・日地谷キルシュネライト氏(ベルリン自由大学名誉教授)による編纂者の立場からの目的と構想が紹介された後、社会哲学者の三島憲一氏(大阪大学名誉教授)が使用者の立場からこの辞書の文化的・科学的・政治的意義を論じます。続いて、日本研究者のティル・ヴァインゲルトナー氏(博士、アイルランド・コーク大学)が、ユーモア研究者のレンズを通して、いくつかの実例にスポットを当て、遊び心をもって辞書の内容を紹介します。最後に、言語学者の木村護郎クリストフ氏(上智大学教授)がプロジェクトを俯瞰し、デジタル化の進展と英語優位性の高まりを背景に、このプロジェクトが提供する示唆に富むインパクトを考察します。

 シンポジウム後の懇親会では、『和独大辞典』のポスター発表があり、編集者の上田浩二氏、ヴォルフガング・シュレヒト氏、iudicium出版社のエメ・ドルニエ氏と会話する機会が設けられます。

 *シンポジウムは、会場とオンラインストリーミング(Zoom)のハイブリッドで行われます。
Zoom-Link
https://us02web.zoom.us/j/84082558237

参加ご希望の方は、12月6日までにこちらからお申し込みください。Zoomでの参観には申し込みは不要です。

プログラム(シンポジウムの部 使用言語・ドイツ語/通訳なし)
18:00     来賓挨拶   
18:10     開会講演 :イルメラ・ヒジヤ・キルシュネライト氏(ベルリン自由大学名誉教授)
 「『和独大辞典』の冒険」
18:40     講演: 三島憲一氏(大阪大学名誉教授)
   「肝に銘じる? 文化政策における『和独大辞典』の記念碑的業績」
19:00     講演:ティル・ヴァインゲルトナー博士 (アイルランド、コーク大学)
   「冗談屋さんの工房から 日本のユーモアと和独大辞典」
19:15     講演 :木村護郎クリストフ氏(上智大学教授)
 「なぜ、日本語とドイツ語の言語的な直結が必要なのか?」
19:45     閉会の辞:相澤啓一氏(ケルン日本文化会館所長)
20:00     懇親会

 

詳細

ゲーテ・インスティトゥート東京 ホール


107-0052 東京都港区赤坂7-5-56
ドイツ文化会館内
Tel. 03 35843201
東京
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言語: ドイツ語
料金: 参加無料、要事前申し込み

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