トーク
Creators@Kamogawa
『映像アーカイブの重要性』
『日本人はなぜ「きれい好き」か』
Creators@Kamogawa は、日本とドイツのクリエイターが、アートやカルチャーに関連する話題について語り合うイベントシリーズです。今回のテーマは、『映像アーカイブの重要性』と『日本人はなぜ「きれい好き」か』です。
第1部:『映像アーカイブの重要性』
「アーカイブ」という言葉は、そもそもは「公文書の保存所」を意味します。映像のアーカイブは、英独米仏においては1930年代に、日本でも東京国立近代美術館フィルムセンター(現・国立映画アーカイブ)が1952年に開設され、昨今ではアナログ資料のデジタル化が各国・各施設で進められています。映画・映像の保存はなぜ必要なのか。保存に関わる作業はどんなふうに行われるのか。保存された作品・資料はどのように使われるべきか。映像作家と、京都文化博物館でフィルムアーカイブを担当する専門家が話し合います。
エーファ・クノップフ(映像作家)
森脇 清隆(京都文化博物館学芸員)
小崎 哲哉(司会、構成)
第2部:『日本人はなぜ「きれい好き」か』
日本の学校では生徒が掃除をする。そう言うと外国の人に驚かれることがあります。サッカーのワールドカップでは、試合終了後に日本のサポーターが観客席を掃除する様子がテレビ放映され、海外メディアに称賛されました。禅宗には「一掃除二信心」という言葉があるそうです。なぜ日本では清掃に重きが置かれるのか。不思議に思って日本的な掃除道具の作成に取り組み、掃除の精神的な意味をリサーチしたいというデザイナーふたりと、建仁寺の塔頭で副住職を務める禅僧が、掃除の思わぬ効用について考えをめぐらせます。
ビルギット・ゼヴェリン(プロダクトデザイナー)
ギヨーム・ノイ=リナウド(プロダクトデザイナー)
上松 正宗(禅居庵副住職)
小崎 哲哉(司会、構成)
トークの後は、館内のドイツカフェ『カフェ・ミュラー』にて、ドイツビールやおつまみを片手に交流をお楽しみください。交流会では、滞在中のドイツの芸術家の作品も、モニターでご覧いただけます。
詳細
ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川、ホール
京都市左京区吉田河原町19-3
京都
606-8305 Japan
言語: 日独同時通訳付
料金: 入場無料、申込不要
075-761-2188 (Ext.31#)
info-kyoto@goethe.de
シリーズの一部 Creators@Kamogawa