1.レクチャーとビデオ(ボヤン・マンチェフ)/2.ディスカッション(小林康夫、星野太、マンチェフ)
1. The Darkness of the Poem〈土方巽とその分身〉2. The End of the Ends, or the Future of Art
![Hijikata and his double Hijikata and his double](/resources/files/jpg1228/covercboryana-pandova--v1-formatkey-jpg-w320m.jpg)
ゲーテ・インスティトゥート東京
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(会場準備の都合上、事前のお申込みにご協力ください)
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新ブルガリア大学の教授で、ベルリン芸術大学でも教鞭を執る哲学者ボヤン・マンチェフが「The Darkness of the Poem〈土方巽とその分身〉」と題したレクチャー・プレゼンテーションを行います。続くディスカッションでは、「The End of the Ends, or the Future of Art(終焉の終焉、あるいは芸術の未来)」と題して、小林康夫東京大学名誉教授、星野太東京大学大学院総合文化研究科准教授、ボヤン・マンチェフ教授が芸術と哲学と政治のつながりについて考察します。(協力:慶應義塾大学アート・センター)
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レクチャー「The Darkness of the Poem〈土方巽とその分身〉」では、舞踏の創始者・土方巽の『舞踏譜』と、細江英公による土方巽の写真集『鎌鼬』(1969)から着想を得たポエトリーブック『Dark Poem』に基づき、パフォーマンスの映像を交えてマンチェフが自身の芸術論を展開します。
土方巽は「残酷演劇」を提唱したアルトーの影響も受けて、独自の身体論を発展させましたが、マンチェフ自身が参加する演劇集団「メテオール (Metheor)」もその方向性に連なり、身体や言語、演劇的技法、表現の可能性の限界と可能性を追求して、ラジカルな芸術を実践しています。レクチャーでは関連のパフォーマンス映像を紹介しつつ、このようなラジカルな芸術の原動力を探ります。
ボヤン・マンチェフ(Boyan Manchev)
![Boyan Manchev Boyan Manchev © © Boryana Pandova Boyan Manchev](/resources/files/jpg1229/boyan-formatkey-jpg-default-m.jpg)
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続くディスカッション「The End of the Ends, or the Future of Art (終焉の終焉、あるいは芸術の未来)」では、ラジカルな芸術と哲学と政治のつながりについて、小林康夫、星野太、ボヤン・マンチェフ各氏が哲学的に考察します。芸術、歴史、世界の終焉という先見性のない強迫観念が、その歴史的有効性の限界を迎えている現在、1960、70年代の芸術家や哲学者の体験を踏まえ、「肉体の叛乱」(1968年、土方巽のソロ作品のタイトル)とは、ラジカルな体験とは何だったのか、ラジカルな芸術とは現代でも存在するのだろうか、そして芸術と哲学は世界を良い方向に変革する力となり得るだろうか、と問いかけるものです。
小林康夫
![Yasuo Kobayashi Yasuo Kobayashi © Yasuo Kobayashi](/resources/files/jpg1229/yasuo-kobayashi-formatkey-jpg-default-m.jpg)
星野太
![Futoshi Hoshino Futoshi Hoshino © Futoshi Hoshino](/resources/files/jpg1229/futoshi-hoshino-kl-formatkey-jpg-default-m.jpg)
ボヤン・マンチェフのレクチャー・プレゼンテーション「The Darkness of the Poem〈土方巽とその分身〉」と、ディスカッション「The End of the Ends, or the Future of Art (終焉の終焉、あるいは芸術の未来)」は、パフォーマンス《Dark Poem:土方とその分身》(メテオール、EU・ジャパンフェスト日本委員会、欧州文化首都プロヴディフ2019年による共同企画)の第3期企画として実施されます。同企画にはその他に、ポエトリーブック『Dark Poem』 (2019) の出版、《Hijikata and his Double》 (2019)、《The Samurai from the North》(2020) のパフォーマンス、ビデオ《 Daruma》 (2021)が含まれています。
詳細
ゲーテ・インスティトゥート東京、1階ホール
107-0052 東京都港区赤坂7-5-56
ドイツ文化会館内
Tel. 03 35843201
東京
言語: 英語・日本語(通訳つき)
料金: 入場無料
03-3584-3201 info-tokyo@goethe.de