アンディ・オットー
音楽
ハンブルク在住の作曲家・音楽家・文化学者。
2005年よりアムステルダムの電子音楽研究所STEIMのサポートのもと自身で開発した楽器『Fello』(フェロ)は、チェロの弓の動きを感知するセンサーを通してオーディオソフトとチェロを結びつけた新しい楽器である。ダンサーやDJとのコラボレーション公演を各国で行い、インスツルメンタルなオーディオメディア(電子楽器)の理論と実技を紹介するワークショップも開いている。
また、映画、ラジオドラマ、ダンスや演劇作品への作曲を手掛けるほか、インタラクティブなサウンドインスタレーションや、無声映画上映会にて実験的ギタリスト ヤン・ドレーズと共にライブ演奏をするなど、様々な取り組みを行っている。
9年前より、エレクトリック・ミュージック・レーベル「Pingipung」を主宰し、DJとしてテクノミュージックを中心に活動。また『Springintgut』とのアーティスト名で、数多くのソロアルバムもリリースしている。
現在、ベルン芸術大学(スイス)とリューネブルク・ロイファナ大学(ドイツ)で教鞭をとる傍ら、インタラクティブな音楽テクノロジー開発の先駆的存在である「STEIMセンサーラボ」について博士論文を執筆中。ヴィラ鴨川滞在中、アンディ・オットーは、楽器『Fello』(フェロ)の可能性を発展させた。日本の音楽シーンとも交流を重ね、いくつものコンサートに出演。京都滞在でインスピレーションを得た新作アルバム『Springintgut - Where We Need No Map』は、2013年4月15日にリリースされた。