アーティストトークとコンサート
Cabinet of Curiosities 2024 New European Ensemble

02 キュリアス・チェンバー・プレイヤーズ

ゲーテ・インスティトゥート東京 ホール

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国際的な音楽交流の促進を目指し、これまで国内外から様々な現代音楽作品や音楽家を紹介してきたCabinet of Curiositiesが、このたび、スウェーデンから作曲家マーリン・ボンと現代音楽アンサンブル キュリアス・チェンバー・プレイヤーズ(Curious Chamber Players)を迎え、12月4日と5日の2日間にわたってゲーテ・インスティトゥート東京で講演会とコンサートを開催します。

アーティストトーク
日時:12月4日(水)
19:00開始(18:30開場)
トークゲスト: マーリン・ボン(Malin Bång)
演奏予定作品: Jasmonate (抜粋)
演奏: Curious Chamber Players
指揮: 宗像礼
逐次通訳あり

スウェーデン出身の作曲家マーリン・ボンが、アコースティックな非楽器オブジェクトを活用した独自の音楽表現について語ります。ドナウエッシンゲン音楽祭オーケストラ賞を受賞した「溢れ出る反逆の破片(Splinters of Ebullient Rebellion)」や、環境問題をテーマに植物が危機に直面した際に発する警告信号である『ジャスモン酸類』に着目した「Jasmonate」などをキュリアス・チェンバー・プレイヤーズの演奏と共に解説します。

メインコンサート
日時:12月5日(木)
19:00開始(18:30開場、18:45よりインスタレーション・パフォーマンスあり)

スウェーデン現代音楽シーンを牽引するキュリアス・チェンバー・プレイヤーズによる2018年以来の来日公演となります。キュリアス・チェンバー・プレイヤーズの特徴である日用品を使った作品や、楽器×非楽器の組み合わせによる独創的なパフォーマンスを上演します。
プログラムの内容は、マーリン・ボンの代表作として知られる「Jasmonate」、宗像礼による「(空間のねじれ)Buckle in the Air II」、小出稚子の「植物組曲」、森紀明の新作に加え、キュリアス・チェンバー・プレイヤーズと共同制作するスイス在住のギリシャ人作曲家、マリアンチ・パパレクサンドリ=アレクサンドリによる、3人のオブジェクトプレーヤーのための「Contact」が演奏されます。

[出演]
ハンナ・トゥーネル・ヴェッテルマルク(フルート、オブジェクト)
ドリース・タック(クラリネット、オブジェクト)
マルティン・ヴェランデル(パーカッション、オブジェクト)
アンナ・クリステンソン(ピアノ、オブジェクト)
フレデリク・ムンク・ラーセン(ギター、オブジェクト)
ミイ・ヘルグレン(チェロ、オブジェクト)
宗像 礼(指揮、芸術監督)
マーリン・ボン(作曲、芸術監督)


[賛助出演]
松岡 麻衣子 (ヴァイオリン)
安藤 巴 (パーカッション、オブジェクト)
難波 芙美加 (パーカッション、オブジェクト)
磯部 英彬 (エレクトロニクス)


マーリン・ボン(Malin Bång)
スウェーデン出身の作曲家、キュリアス・チェンバー・プレイヤーズファウンダー、オブジェクトプレイヤー。近年は、マンハイム劇場やミュンヘン・ビエンナーレでの新作音楽劇、ヴィッテン音楽祭でのピアノ協奏曲やサンパウロ市立劇場のオペラ委嘱、ミュンヘン国際コンクールでの課題曲委嘱など、国際的に高い評価を得ている。2018年秋よりヨーテボリ大学音楽演劇アカデミーで教鞭を執る。

キュリアス・チェンバー・プレイヤーズ(Curious Chamber Players)
キュリアス・チェンバー・プレイヤーズは2003年の結成以来、ハードコアなモダニズムから図形楽譜を使った偶然性の音楽、ミニマル音楽からノイズミュージック、エレクトロニクスから即興まで、現代音楽のレパートリーを幅広く探求してきました。コンサートやサウンド・インスタレーションは、アンサンブル独自の時間と空間の使い方で構成され、会場や状況に応じてさまざまな実験が行われています。キュリアス・チェンバー・プレイヤーズの活動の核となるのは実験であり、過去のプロジェクトでは、ビデオ即興、演劇、タロット瞑想、ダンス、詩、香りなど、多くの異なる芸術形式が含まれています。伝統的な楽器編成(フルート、クラリネット、パーカッション、ピアノ、バイオリン、チェロ)に加え、風船、台所用品、または「招き猫」などの日用品を使用することで、音響の世界を拡張しています。彼らは、ガウデアムス音楽週間、インプルス、ニュー・ディレクションズ・ヴィータザーリ、ダルムシュタット夏季現代音楽講習会、ウルトラシャル・ベルリン、エストニア音楽の日々、エクステンション・パリ、シュポアーなどの現代音楽フェスティバルに出演し、各地で自発性と独自性を備えたプログラムが好評を博しています。マーリン・ボンがレジデンス・コンポーザー兼共同芸術監督を務め、スカンジナビアをはじめとする世界各地の若い世代の作曲家とのコラボレーションを中心に活動しています。キュリアス・チェンバー・プレイヤーズは、スエーデン文化庁(Kulturrådet)とスウェーデン芸術家助成機構(Konstnärsnämden)からサポートを受けています。

主催・協力・助成
主催:一般社団法人 Cabinet of Curiosities
協力:ゲーテ・インスティテュート東京
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成]
芸術文化振興基金助成事業、スカンジナビア・ニッポン ササカワ財団、Swedish Arts Council
 

詳細

ゲーテ・インスティトゥート東京 ホール

107-0052 東京都港区赤坂7-5-56
ドイツ文化会館内
Tel. 03 35843201
東京
Japan

料金: 12月4日 アーティストトーク:¥3,000/U26 ¥1,500 12月5日:メインコンサート¥4,000/U26 ¥2,000

cabi.curi.coc@gmail.com