基礎段階の言語使用
A1
- まず、日常生活の場面で短く簡単なドイツ語表現が理解でき、自分でも言えるようになります。
- 例えば自己紹介ができ、相手に簡単な質問をしたり、それに答えたりできます。
- 食事や買い物や旅行の場面で、相手がゆっくり明瞭に話してくれるなら、コミュニケーションが図れます。
A2
- 毎日の生活で頻繁に使われる言葉や表現に慣れ、仕事や家族や故郷など、自分に関する事や日常的で具体的な生活に関する事なら、ドイツ語でコミュニケーションが図れます。
- また日常的に必要な事柄が、簡単な文章の形で表現できるようになります。
自立した言語使用
B1
- 明瞭な通常のドイツ語であれば、仕事や趣味や生活など日常的な事柄についてのドイツ語の発言や文章が理解できます。
- 例えば、旅行中に出会うさまざまな出来事に対して、必要な対応ができ、また、自分の経験や夢・希望・目標などについて話すことができます。
- さらに、自分に身近なテーマあれば、意見を述べたり、その論拠を説明したりできます
B2
- 抽象的で複雑なドイツ語で表現されても、その趣旨が理解できます。
- 自分の仕事や専門分野に関する事柄なら、ドイツ語で行われる議論の内容が理解できるだけでなく、自分の立場や意見を述べたり、あるいはひとつの意見に対する利点と不利点を論述したりできます。
- 日常的ないくつかのテーマでは、広い範囲にわたって明確に意見と情報が交換でき、ドイツ語を母国語とする人との間で、相互に困難を感じずに自然な会話が成立します。
熟達した言語使用
C1
- ほとんどのテーマで、高度なドイツ語表現や長い文章が理解でき、また、その言外のニュアンスも感じ取れます。
- ドイツ人社会で、社会人として職業についたり大学で学んだりするのに必要十分な語彙と表現を使いこなし、複雑で微妙な内容を正確なドイツ語で表現することができます。
C2
- 社会生活上、不自由なくずべてのことに対応できるドイツ語力があります。
- さまざまな分野の多様なテーマに関して、読む、書く、話す、聞くことが困難なくでき、また、ニュアンスにとんだ自然なドイツ語を正確に使うことができます。
「言語の学習、教授、評価のための ヨーロッパ共通参照枠」
Goethe-Institut Tokyo
「言語の学習、教授、評価のためのヨーロッパ共通参照枠 - 新能力記述文を伴うCEFR随伴版」(2020年欧州評議会発行Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment: Companion Volume with New Descriptors)の日本語訳をこちらでご覧いただけます。 「外国語の学習、教授、評価のためのヨーロッパ共通参照枠」2001年日本語訳(2014年追補版)もあわせてご覧ください。