シモーネ・エンゲレン
美術
外部提携助成:オランダ大使館による助成
オランダ人の写真家、パフォーマンスアーティストとして、シモーネ・エンゲレンは、心を鎮める方法を探し求めている。彼女は、自身のコンフォートゾーンを超える新しい習慣を取り入れることで、人生の可鍛性と戯れる。それぞれのプロジェクトは、存在への讃歌なのだ。
2022年12月に岡山にある臨済宗の禅寺、曹源寺を訪問して以来、シモーネ・エンゲレンは、禅についてさらにリサーチして自分の創作活動や生活に禅を取り入れるために、日本を再訪したいと考えていた。「はじめは長時間座ったまま瞑想して空(くう)の状態になるのは容易なことではなかった が、大きなインスピレーションを与えてくれた。それは、必ずしも言葉で言い表されるものではなく、むしろ、言外の何かである」と、彼女は記している。彼女は、自身の経験や学びを、茶道や、写真や音の作品の中でさらに発展させていきたいと考えている。
シモーネ・エンゲレンは、これまでヨーロッパと東京で様々な展覧会やアーティスト・イン・レジデンスに参加し、アートに導かれるように世界を旅している。