足立智美は、エレクトロニクスを用いた即興演奏の世界的なアーチスト。七里圭監督の映画『Music as film』と彼が共演したのは2020年、ロックダウン直前のベルリンだった。Realtime voice-over and remix =〈21世紀の活弁〉と称して日本初演(2023年9月)を披露したゲーテ・インスティトゥート東京で、更に過激な新作上演を発表する。
今回は、サウンドトラックだけでなく映像もリミックス。サロメやヨハネの首(Digital Head)たちが、超絶ボイス・パフォーマンスとからみ合うライブは前代未聞!必見!
『Music as film』(2016年/54分)
[『映画としての音楽』(2014)インターナショナル版]
19世紀末のパリで誕生した〈映画〉とオスカー・ワイルドの詩劇「サロメ」。その奇妙な連関を、声と字幕で綴る映画偽史映画。
音楽出演:さとうじゅんこ sei 徳久ウィリアム Cal Lyall James Hadfield Miya 山崎阿弥 山形育弘 今藤哲平 長宗我部陽子 飴屋法水 多井智紀(viola da gamba)音楽:池田拓実
早川翔人
ヴィデオアーティスト。東京藝術大学映像研究科メディア映像専攻修了。オンスクリーンメディアとの関わり方をテーマに制作活動を行う。映像を前にする観客をその出演者として巻き込むことで、観客と映像、あるいは見知らぬ観客同士の間に何らかの不可分な関係性を築こうと試みる。近年の活動や受賞に、「ATAMI ART GRANT 2024」(2024/梅園町ビルディング/熱海)「Digital Art Festival Taipei 2021」(2021/Digital Art Center/台北)、「Cairo Video Festival」(2019/Cimatheque/カイロ)、第21回文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員会推薦作品。