映画上映会 &トーク “Elle / エル“ & “Basilikum / バジル“

Elle, Deutschland, 2021 © Luise Donschen /  Basilikum 2018 © Manaka Nagai Elle, Deutschland, 2021 © Luise Donschen / Basilikum 2018 © Manaka Nagai

2023/10/27 (金)

18:30 - 20:00

ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川、ホール

ルイーゼ・ドンシェン (2020年ヴィラ鴨川レジデント)& 永井愛華

映画作家のルイーゼ・ドンシェンは、2020年ヴィラ鴨川滞在時に、京都府立植物園で短編映画の撮影に取り組みました。その映画 “Elle / エル“ が、2023年10月27日、京都にて日本で初上映されます。また、“Elle“に続いて、日本出身の映画作家、永井愛華の短編映画 “Basilikum / バジル“ を上映します。

映画上映の後、ルイーゼ・ドンシェン、永井愛華、そして、“Elle“ で主演を務めた朝尾かをりによるトークを行います。

Elle / エル
2021年、ドイツ
14分
脚本、監督、撮影、編集、制作:ルイーゼ・ドンシェン
出演:朝尾かをり、ニケ・ドンシェン、フェリックス=ゼーレン・マイヤー
英語と日本語(字幕付き)

《あらすじ》
ある春の日のまぶしい光の中、父と子が植物園の中を散策している。お互いの姿を見失った後、二人はそれぞれの出会いを果たす。やがて二人は一緒に植物園を後にし、川辺に立ち寄る。花の咲く茂みから笛の音が聞こえてくる ― 誰かがこっそり楽器の練習をしている。


Basilikum / バジル
2018年
12分31秒
永井愛華がハンブルグ美術大学在学中、初めて脚本と監督を務めた作品。16ミリを使用。 映像の大半は大学近辺にて撮影。

脚本・演出・編集:永井愛華
助監督:カーラ・バウアー
撮影:ロクサナ・ライス
出演:セラフィマ・オルローバ
ドイツ語(日本語字幕付き)

《あらすじ》
リディアは、カボチャとバニラのスープを作るためにバジルを買い、自宅でゆっくり過ごそうとしていた。しかし突然、知人からあるメッセージが届く。


ルイーゼ・ドンシェン
Luise Donschen © Maxim Schulz ルイーゼ・ドンシェンは、ハンブルク大学とベオグラード大学でヨーロッパ民族学とドイツ学を、ハンブルク美術大学で映画を重点にビジュアルコミュニケーションを学んだ。映像作家、ドラマトゥルク、作家としてベルリンで活動している。デビュー作品「Casanovagen」は、マル・デル・プラタ国際映画祭(アルゼンチン)で最優秀作品賞を受賞した。京都府立植物園で撮影した短編映画 「Elle」は、 2021年ニューヨーク映画祭でプレミア上映された。

永井愛華
 © 小泉卓也 © 小泉卓也 1994年東京生まれ、カリフォルニア州ロサンゼルス育ち。東京在住中に米国の通信高校を卒業し、ハンブルク美術大学(HFBK)に進学。ウド・エンゲル教授に師事し、2019年に卒業。その後、アンゲラ・シャーネレク教授に師事し、2022年に修士課程を修了。卒業制作の『月の夜』は、サン・セバスティアン国際映画祭のネスト・コンペティション部門にてヨーロッパプレミア上映を果たす。現在、東京を拠点に活動中。


朝尾かをり
大学在学中に学内の劇団に所属。同時期に京都のアングラ劇団の京都大学西部講堂公演に客演。以後は演劇とは無縁のまま現在に至る。2011年までの4年余りフランスで生活。帰国後は故郷の京都にて翻訳、ライター、家具輸入販売業などをしながら、金継ぎを習得。また、今年訪れたトーゴ共和国での旅の記録を執筆中。2020年、ヴィラ鴨川レジデントのルイーゼ・ドンシェンと共に来日中の夫が、金継ぎ習得のためアトリエに訪れたことが、彼女との出会いのきっかけとなる。 

 

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