ヨーロッパ文芸フェスティバル ローベルト・メナッセのヨーロッパ小説

Die Europaromane von Robert Menasse © Goethe-Institut Tokyo

2024/10/14 (月)

16:00 - 18:00

ゲーテ・インスティトゥート東京2階 図書館

ヴァルター・フォーグルとの対談

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10月14日、今年のかけはし文学賞受賞者であるローベルト・メナッセ氏が、元慶應義塾大学ドイツ研究科教授ヴァルター・フォーグル氏の質問に答えます。メナッセ氏のヨーロッパを舞台にした小説は大きな注目を集め、マスコミからも絶賛されています。イベントでは、まずジャン=エリック・パケ駐日EU大使による賛辞があり、その後メナッセ氏が小説の抜粋を朗読し、作品の背景やテーマについて語ります。

ローベルト・メナッセ
1954年ウィーン生まれ、同地で育つ。ウィーン、ザルツブルク、メッシーナでドイツ学、哲学、政治学を学び、1980年に「文学界におけるアウトサイダーのタイプ (Typus des Außenseiters im Literaturbetrieb) 」と題した論文で博士号を取得。その後、サンパウロ大学で6年間教鞭をとり、はじめにオーストリア文学の講師、のちに文学理論研究所の客員講師を務め、とりわけヘーゲル、ルカーチ、ベンヤミン、アドルノを中心とする哲学・美学理論についての講義を担当した。1988年にブラジルから帰国して以来、作家、文化批評家としてウィーンを拠点に活動している。『首都 (Die Hauptstadt) 』に続く最新作には、小説『Die Erweiterung』(2022年)と『Die Welt von morgen. Ein souveränes demokratisches Europa – und seine Feinde』(2024年)がある。マールブルク文学賞、リオン・フォイヒトヴァンガー賞、オーストリア芸術文学賞(Österreichischer Kunstpreis für Literatur)、ドイツ書籍賞、さらに2023年にはヨーロッパ書籍賞(Preis des Europäischen Buches)など、多くの賞を受賞。

ヴァルター・フォーグル
1958年ヴォルフスベルク(オーストリア)生まれ。ザルツブルク大学とウィーン大学でドイツ学と政治学を修める。文学研究者、評論家、エッセイスト、作家。1992年より東京在住。日本大学で一年間教鞭を執った後、1993年より慶應義塾大学に勤める。2024年より名誉教授。30年以上にわたり、「オーストリア現代文学ゼミナール」(www.onsem.info)として、日本におけるオーストリア現代文学の紹介に主導的な役割を果たしている。

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