ヨーロッパ文芸フェスティバル 映画の中の植物としての詩

Litauen

2024/10/12 (土)

17:00 - 18:30

ゲーテ・インスティトゥート東京2階 図書館

リトアニアの詩人オーシュラ・カジリューナイテと翻訳者木村文による対談と朗読

このイベントでは、短編映画『私の空に育つ植物(Plants Which Grow in My Sky)』(16分、2024年)の日本初上映を行う。本作において、リトアニアの作家、詩人、哲学者、アーティストであるオーシュラ・カジリューナイテは、今日の世界における人間と自然の関係をどのように再考できるかを探求している。人生の半分以上を詩作に捧げ、哲学の博士号を持つ作家である彼女は、自作の詩、哲学的思考、夢、そして親密な個人的告白をこの映画に融合させた。上映後は、詩の朗読、および、オーシュラ・カジリューナイテと翻訳者・木村文による詩作と翻訳の本質についての対談が予定されている。

オーシュラ・カジリューナイテ
詩人、哲学者、作家。人文科学博士。リトアニア語による5冊の詩集の著者であり、彼女の作品は19カ国語に翻訳されている。英語、ドイツ語、ロシア語、ポーランド語による詩集も出版されている。2023年、ドイツ・ベルリンのAkademie der Künste文学部門からベルリン・フェローシップを授与される。今年、京都文学レジデンシーに参加。リトアニアのヴィリニュスを拠点に活動。

木村文(きむらあや)
帯広畜産大学准教授。専門は、博物館学、地域研究。訳書に、サロメーヤ・ネリス『あさはやくに』(ふらんす堂)、『へびの王妃エグレ』(ふらんす堂)、『オキナヨモギに咲く』(ふらんす堂、2024年11月刊行予定)、ユルガ・ヴィレ、リナ板垣『シベリアの俳句』(花伝社)など。2024年、リトアニアの国際詩祭「詩の春」において、詩の春賞を受賞。



 

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