ウェブマガジン:持続可能性 ともに工業国である日本とドイツでは、持続可能性に対する社会の意識が高まっています。ゲーテ・インスティトゥート東京のウェブマガジンでは、次の問いに迫ります。日独両国ではどのような変化が起きているか?持続可能性の概念はどのように理解されているか?そして、それぞれの場所や地域の条件にあった解決策を模索する中でも、互いから学べることは何か? 第3部:震災後の東北にみる文化の持続可能性 第2部:ドイツにおける持続可能性をめぐる議論 第1部:オリンピックは東京を持続的にどう変えるか? 第3部:震災後の東北にみる文化の持続可能性 © Goethe-Institut Tokyo 震災後の東北をめぐるルポルタージュ 文化の持続可能性:震災後の東北を手掛かりに考える 2011年3月の震災前も、三陸海岸はおよそ40年に一度、大津波に襲われてきた。大自然のもたらす脅威と隣り合わせで、しかし自然とともに生きる人々の営みはどのようなものだろうか。そして、大津波が襲来する地域において、文化はどのようにして次の世代に受け継がれていくのだろうか。ウェブマガジン「持続可能性」を締めくくる第3部では、東北における文化の持続可能性に焦点を当てる。 第2部:ドイツにおける持続可能性をめぐる議論 写真(一部):© picture alliance/Reuters/Bruno Kelly 気候変動と新植民地主義 新たな支配構造としての気候植民地主義 環境が危機に瀕しているのは、地球の資源を浪費した結果でもある。豊かな先進国は発展途上国からの搾取によっても利益を得ていた。 写真: © Adobe エネルギー消費 エネルギーを喰い尽くすインターネット 外出時にタンブラーを持ち歩く、スーパーでビニールの手提げ袋を断る――ドイツでは、環境に対する意識が高まり、日常の中で環境に対する自分の責任を感じる人も多くなってきた。 |写真:© picture alliance / Andreas Franke 脱褐炭・石炭への道 転換とその変遷 将来、エネルギー供給はどのような姿になるだろうか? ドイツは2038年までに褐炭・石炭採掘を止めようとしている。この野心的な目標を達成するにはいくつものハードルを越えなければならない。 インタビュー:ファビアン・ディートリヒ 嵐の下で デジタル資本主義にようこそ。デジタル資本主義とは、そこに潜む危険とはどのようなものか。IT専門家ティモ・ダウムが語る。 息切れ状態 そもそもは環境問題を解決するはずのものだったのに、それが別の新しい環境問題を作り出してしまうことがある。例えば風力発電の風車だ。そのほとんどが、解体とリサイクルのコンセプトからはまだ程遠いところにある。 畑から ドイツでは、二酸化炭素排出に農業が占める割合が7%を超えている。同時に農家は、種の絶滅と気候変動の影響に苦しんでいる。持続可能な形で耕作を行う農婦グループを訪ねた。 © Thomas Griesbeck, Unsplash ドイツはスーパーツリーを探す ドイツの森は混合林として生き残るしかない。それはますますはっきりしてきている。しかし、この変化は容易なことではない。林業、営林局、寄生虫について。 インタビュー:オリファー・ガイヤー 「私たちにはエコロジー的な新しい生き方が必要だ」 アンドレアス・ヴェーバーは、自分が自然に対して非常に情緒的な関係を持っていると公言する。哲学者であり生物学者であるヴェーバーは、例えばベルリン・グルーネヴァルトにある1本の決まった木を定期的に訪ねる。その木とヴェーバーは、本物の友情で結ばれているのだ。通常であれば、私たちはこの対話を森の中を一緒に歩きながら行っただろう。だがコロナのためにそれは断念し、代わりに私たちはビデオチャットで待ち合わせた。 第1部:オリンピックは東京を持続的にどう変えるか? © Goethe-Institut Tokyo mit Dank an Ulf Meyer und Daisuke Komuro 持続可能な都市開発 オリンピックは東京をどう変えるか? 持続可能性をテーマとしたウェブマガジンを発表しました。第1部はオリンピックをテーマにしています。1992年のバルセロナ・オリンピック以降、開催都市が大きなスタジアムの建設のためでなく——むしろ都市をより持続可能なものに変える機会としてオリンピックをとらえることが普通になってきました。さて、東京ではどうでしょうか?