朗読会 ヨーロッパをめぐる戦争 – 詩人ドゥルス・グリューンバインの朗読&トーク

Durs Grünbein Foto: Durs Grünbein © Stephan Roehl / Wikimedia Commons

2023/12/01 (金)

19:00 - 20:30

ゲーテ・インスティトゥート東京2階 図書館

朗読&トーク

参加申し込みは、「12月1日イベント」と記載のうえ11月30日までにメールをお送りください。 bibliothek-tokyo@goethe.de 

詩人のドゥルス・グリューンバイン氏は、かつての、そして現代の戦争について何を考え、何を語るのでしょうか。ドレスデン生まれのグリューンバイン氏は、この都市で若き日々を過ごしました。ナチ政権時代や冷戦が現代に対して持つ意味を測る作業は、彼の創作活動において重要な意味を持ち続けています。
朗読会でグリューンバイン氏は、ナチ政権時代のドイツ史に取り組んだオックスフォード大学講義録や、ロシア・ウクライナ間の戦争についての詩などを朗読します。ヨーロッパを代表する知識人のひとりが戦争について考え、発した生の声を聴く、貴重な機会となります。対談相手は、独文学者の縄田雄二氏です。

ドゥルス・グリューンバイン
1962年10月9日ドレスデン生まれ。ドイツで最も重要かつ国際的に影響力のある詩人、エッセイストのひとり。ニューヨーク大学ドイツ語学部や、ロサンゼルスのヴィラ・アウロラに客員教授として滞在。ゲオルク・ビュヒナー賞、フリードリヒ・ニーチェ賞、フリードリヒ・ヘルダーリン賞、ポーランド・ズビグニェフ・ヘルベルト国際文学賞など受賞多数。著書は数カ国語に翻訳されている。詩作のほかにエッセイストとしても活動しているほか、翻訳家としてアイスキュロスの『ペルシア人』『テーバイを攻める七将』、小セネカの『チュエステス』のドイツ語訳を手がけている。ベルリンとローマ在住。


縄田雄二 1964年生まれ。中央大学教授。東京大学で独文学を学び、1994年に博士号を取得。2011年、ベルリン・フンボルト大学にて文化学の教授資格を取得。ドゥルス・グリューンバインへの20年以上にわたる翻訳協力の成果として、例えば以下を挙げ得る。縄田雄二編、磯崎康太郎・安川晴基・縄田雄二訳『詩と記憶――ドゥルス・グリューンバイン詩文集』 (思潮社 2016年)


共催 ゲーテ・インスティトゥート東京、成城大学国際編集文献学研究センター

 

戻る